通信制高校への編入と転入は?

通信制高校では全日制や定時制に見られるような、学年での教育課程の区分ではありません。そういったことから中学などでいじめから不登校に陥ってしまった生徒などは、全日制や定時制の高校への進学視野に入れず、はじめからは通信制高校を選ぶのも増えています。高校に馴染めなかった生徒の通信制高校への転入や、中退後のブランクがあって改めて編入する生徒もいます。通信制高校は、問題を抱えてしまった生徒に取って、大切な受け皿としての期待もあるのです。


<転入とは>

転入は転校と同様に、いつの時期であっても関係なく通信制は受け入れます。前の学校で単位を取得していればそれがそのまま通信制でも加算されます。もし12単位取得していると認められたならば、通信制ではその12単位を除いた単位を取得すればいいということになります。


<編入とは>

高校を中退した後にしばらくの期間があいてしまった場合には、編入になります。通信制にお入学時期がありますので、それに合わせて入学することになります。ただし4月の1回だけということではなく、だいたい年に2回から3回ほど入学時期があります。長く待っても半年で入学できます。編入の場合にも、在学中に取得した単位はそのまま認められます。

通信制高校とサポート校の違いは?

通信制高校の中には、サポート校を別途利用して卒業までの学習を行うところもあります。サポート校も、高校としっかりと連絡を取って生徒の管理を行っているようですが、公的な学校の区分などはことなります。この違いについてご紹介します。


通信制高校は学費サポートあり、サポート校は無

通信制高校では就学支援金を利用できるのですが、サポート校は塾のような扱いを法律上は受けているので、学費面での支援は受けることができません。設立するうえで文科省などの国への届け出も特にいらないため、授業を行う教師に、高校教諭の資格も必要ないそうです。この点を不安に思う親御さんも多いようですから、サポート校がメインとなる通信制高校の場合、先生のことなどもあらかじめ聞いておくようにしましょう。


集中スクーリングだけで高卒資格が取れるの?

集中スクーリングへ参加するだけで高卒資格を取れますというような通信制高校もありますが、これは一定の授業に関してはサポート校などを利用して、レポートなどを提出します。自分で学習するほか、授業の視聴などで、スクーリング日数をけずっているというケースもあるそうです。サポート校の雰囲気なども含めて、最初に学校見学に実際に行くというのが、最もおすすめです。

通信制高校の入試について

定時制高校にも全日制と同様に入試がありますが、通信制高校では学科試験は殆ど見られません。
それだけ多くの人に教育の機会を与えている場ということが言えましょう。
主に面接を重視し、勉学に対する意欲などが認められれば、ほとんどが入学を許されています。
最低限、相手に対して失礼がない態度で臨めば良いとされています。


<通信制高校の面接>

面接において聞かれることは、「なぜこの学校を選択したのか」「将来的な夢や希望は」「進路はどのように考えているのか」といった内容が多いようです。
すでに社会に出て活躍している人であれば、受け答えに困るということはないでしょうが、社会経験がない人であれば上がってしまうかもしれません。
しかしこの面接は「入試で落とすためのもの」ではなく、最低限のコミュニケーションが取れるかといった点に注目されています。
つらつらとうまくしゃべることが求められているのではなく、勉強が本当にしたいと思っているのかといった意志の確認作業と考えてよいでしょう。
思っている通りのことを失礼がないように素直に話せば、それでいいとされています。
ただしあまりに反抗的であったり、常識を逸脱した行為を行ったり、勉学に対する熱意がないということであると、私立の通信制高校ではお断りを受けることが無いとはいえません。

通信制高校の高校無償化はどうなる?

日本で進められている高校無償化の動きですが、年収910万円以下の家庭を対象に、高校に通う学費の一部を国が負担してくれるという法案がまとまっています。年収で区切るということに対する賛否はあるかと思いますが、現時点では910万円以下の年収の家庭が就学支援金を受け取れるそうです。


通信制高校では単位ごとに支援金をもらう

全日制高校では、カリキュラムが学年ごとに全く同じとなりますから、学費面も生徒が同じ金額を納めています。通信制高校ではこの学費が、申し込んだ単位によってかわるという違いがあります。そのため、一年に修得できる単位の数などで就学支援金も計算、卒業に必要な最低単位数の74単位分を、1単位4812円分もらえるのだそうです。


申し込んだ数分だけ学費はかかるので注意を

通信制高校の単位は学校ごとに大きく変わるほか、単位の修得ではなく申し込みの段階で授業料として1単位分の値段がかかることとなります。卒業資格として74単位以上が必要となりますから、絶対に落とさないことを前提として最低で74単位分、万が一落としてしまった単位があると、その分だけ余計な学費はかかりますので、学費の計算は慎重に行ってください。私立では1単位5000円くらいから1万円くらいと、単位の値段にも開きがあります。

制服を起用する通信制高校が増加中

通信制高校では、今まで私服通学、制服がないという高校も多かったそうです。しかし数年前から制服には注目がおかれ、女学生は決まった年齢しか着ることのできない制服を着たい、という生徒も増加してきました。繁華街に制服専門店などもあることから、制服を起用する通信制高校が増加しています。


通信制高校の制服はブランドコラボ

一昔前の制服というと、野暮ったいもの、ダサいから着たくないという意見が多かったそうです。しかし、今の制服は若い世代にも人気の高いブランドメゾンとのコラボレーションをおこなった制服が多いそうです。109系ブランドのセシルマクビーが制服デザインに協力したというニュースは、ファッション界でも大きく注目を浴びたそうです。通信制高校では着用や購入は自由というところが多いようです。


自分で組み合わせられるアイテム

生徒の個性や意見を尊重するという校風をとることが多いということもあり、カーディガンやジャケットなどがセットになっておらず、自分で好きなものを組みあわせた着用も可能になっているそうです。スカートだけ別のところで購入するなども許可していることから、よほど風紀を乱すような服装になっていない限りは、制服の着用を義務化し、厳しく指導するということは、多くの通信制高校では行わないそうです。

通信制高校のサポート校ってなに?

通信制高校ではサポート校という教育施設を併設して教育を行うところもあります。これは広域性通信制高校という仕組みを利用しているところに多いもので、本校と呼ばれる高校があり、そこと連携している教育サポート機関で普段の学習を進めるところです。


通信制高校と別に学費がかかる

通信制高校とサポート校は、先生や教育方針面での連携をしっかりと行って生徒を管理していますが、サポート校は別に学費がかかります。フリースクールのような形で教育をサポートしているためです。就学支援金に関しては高校のみ、適用されます。中には専門学校などをサポート校として指定、資格等の学習を行うところもあるそうです。


学習面に不安がある生徒もOK

サポート校の存在はその高校の個性を大きく左右します。ファッション科などを設けるところや、引きこもりなどの生徒に対応するところもあります。今まで不登校だった生徒や、発達障害児童の受け入れを積極的に行う高校では、サポート校に専門知識のあるカウンセラーなどを置き、生徒や保護者がいつでも相談に行けるような環境を整えているところもありますから、家庭だけで問題を抱えている場合などには強い味方になってくれそうですね。

通信制高校で資格が取れるところがある

通信制高校にはあらゆる種類の学校があります。その中でも、夢に早く近づくことができると言われる通信制高校では、単位制の授業カリキュラムを活用して、国家試験などの学習を行うところもあるそうです。美容師や医療関係、中にはパイロットを目指すというような学校もあるそうです。


通信制高校だけど毎日通うもの

これは高校の学習を通信制高校で、専門知識はサポート校となる専門学校で学習を並行することとなります。専門学校で大学卒業資格を取れるという学校でも用いられることのある方法で、専門的な学習だけを専門学校で行います。週5日、全日制高校と同じように通うコースがほとんどですし、試験は通信制高校と専門学校の2つで行われるそうです。


卒業時に国家試験に挑戦!

高校卒業と同時に国家試験など、資格試験に合格することを目標として、このような通信制高校では学習を進めていきます。午前中に高校の学習、午後に専門分野の学習などと分けているところも多いそうです。専門分野の授業では、接客業の場合には接客マナーなどの講義もあり、できるだけ現場で使う知識を学習するという方針を取る学校が多いそうです。卒業後に直ぐに就職をする生徒も多いと言われています。

通信制高校を選ぶときは学校見学へ

中学からの進学や、一度高校中退をした人が選ぶ進路に、通信制高校という選択肢が増加しているそうです。少し前は、学習能力に不安がある、家の経済的な理由から選ぶというイメージもありましたが、自由な校風や、自分の夢に早く近づける教育現場として、注目を浴びているそうです。


通信制高校も学校見学を

通信制高校は、一般の高校よりも通学する日数が少ないなどのイメージもあるかと思いますが、やはり進路の相談や学校の先生や友達とのかかわりを無視して過ごせる場所ではありません。自分でカリキュラムを管理するなどの自発的な意思が必要となる分、学校が自分に合う、合わないというのは全日制高校と同じように大切なことなのです。


学校に行って雰囲気を確かめよう

校風などと表現するように、通信制高校によって学校のもつ性格や雰囲気は異なります。先生や事務員さんの教育方針などもありますから、できる限り自分で、授業が行われるキャンパスへ行って、馴染めそうかどうかを確認しましょう。このとき、先に資料請求をして、自分で分からないことや不安なことを紙に書いていくと、面談などを申し込んだときに質問し忘れを防ぐことができますよ。随時、学校見学や質問を含めた面談を受け付けているところも多いそうです。